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木村祐一が迫る“笑い"の裏側に、女優の紫吹淳も「芸人さんのイメージが変わりました」と感動!—映画『ワレワレハワラワレタイ』舞台挨拶

2016年10月15日(土) レポート

10月15日(土)、『京都国際映画祭』映画部門・ドキュメンタリー作品『ワレワレハワラワレタイ』笑福亭仁鶴/ガレッジセール/今田耕司 編がTOHOシネマズ二条で上映され、木村祐一、月亭方正、陣内智則、ケンドーコバヤシ、藤井隆、ガレッジセール、品川祐、そして特別ゲストの女優・紫吹淳さんが舞台挨拶に登場しました。

『ワレワレハワラワレタイ』は、若手からベテランまで107組の芸人の生き様に迫るドキュメンタリー。
インタビュアー・木村祐一が「生まれ変わっても、あなたは芸人をやりますか?」と質問をぶつけ、普段は語られることのない芸人たちのリアルな葛藤やプライドを聞き出します。
15日、16日の両日、TOHOシネマズ二条、イオンシネマ京都桂川にて順次公開される本作。
そのトップを飾る今回の上映では、関西お笑い界の重鎮・笑福亭仁鶴をはじめ、今田耕司、ガレッジセールのそれぞれに肉薄した3作品が登場しました。

木村を筆頭に総勢8名の芸人たちが勢ぞろいした舞台挨拶はにぎやかそのもの。
「どうも月亭方正です。お願いします」と挨拶する方正に、木村が「え、名前言うだけでええの?『このごろは…』とかエピソードないの?」と無茶ぶりするなど、いきなり始まった笑いの応酬に観客も大喜びです。

そんななか、今回の上映を鑑賞した元タカラジェンヌの女優・紫吹淳さんが登壇。
“シブキ"さんだけに「キレイですね。今日もシブいてますね~」とボケを飛ばすケンコバに、紫吹さんも「たいがいシブいてます(笑)」と返すノリのよさを見せ、笑いを誘いました。

さて、バラエティー番組などで芸人たちと共演することも多い紫吹さん。
『ワレワレハワラワレタイ』を見て、「芸人さんのイメージが変わった」といいます。
「芸人さんはチャラい感じなのかな?と思っていたのですが、みなさん下積みの時代があって、ご苦労されたから今があるんだなと」と明るい笑いの裏に隠された芸人たちの知られざる一面に胸を打たれた様子。

そんな紫吹さんにも“インタビュアー"木村はさっそくマイクを向けます。
「女優さんにも葛藤はある?」との質問には、「バラエティーなどに出る私を見て『宝塚のイメージを崩してほしくない』と言う方もいるし、応援してくれる方もいる。
葛藤もありますが、『私らしさをなくさないよう』にというポリシーを持ってやっていますね」と力強く答えた紫吹さん。
また、「生まれ変わっても、また女優をやりますか?」と聞かれると、「宝塚には入っていないかもしれない。なぜなら、結婚したいから(笑)」としゃれっ気たっぷりに応え、トークを盛り上げました。

そのほか、木村が「普段は鼻歌を歌って暮らしておられるような方」と大御所・仁鶴の意外な素顔を明かせば、藤井は作品中で語られた今田の芸人魂に言及。
「今田さんのあの言葉は名言。もっと多くの方に知ってもらいたいので、これからもいろんな機会に上映し続けてほしいですね」と熱い感動を語りました。

そして、登壇メンバーの中には、今回の上映に登場したガレッジセールの姿も。
素顔を丸裸にされたインタビューにゴリは「恥ずかしいですね」と照れ笑い。ですが、もっぱら気になったのは「ほかの作品も見たんですけど、みなさんキチッとした格好をしてインタビューを受けてるのに、うちの川田だけがTシャツに半ズボン(笑)」と相方のラフすぎるファッションだったそうです。ここで突然、ガレッジセールの番組に出演したときのエピソードを語り始めたのは方正。
「たくさんの長芋の中に飛び込むって企画、覚えてます?あれに出たときに僕が…」と本題に入ろうとしたところで、舞台挨拶は無情にもタイムアップに。
「短めにオチだけでも」と一同に急かされ、方正が放った言葉は「あれ、痒かったなぁ」というなんともシンプルな感想。これに全員が一斉にずっこけ、場内は爆笑に包まれました。

最後に、木村が「いろんな芸人さんの人生を見て、みなさんも自分の人生を振り返ってもらえたら」と作品をPR。
16日(日)にも、イオンシネマ桂川で3回にわたって上映される『ワレワレハワラワレタイ』。芸人たちのリアルな素顔をぜひ目撃しにきてください!

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