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京都国際映画祭2016 囲み会見〜映画編〜

2016年10月13日(木) レポート

清水圭(舞台挨拶MC)

私、サイレント映画は、和洋問わず、アメリカとか、日本のチャンバラを元にしたものとかいろいろあるんですけど、私自身あまり触れることのなかったジャンルなんです。京都国際映画祭が3年目になって、やはりすごくおもしろいし、日本の文化としてこれからも残して行かなくてはいけない作品の数々を伝統のある京都で上映する、そこに面白みがあると思います。非常にいい催し、映画祭だと思っています。年配の方も多いんですが、若い方にも見ていただきたい。映画を志す方、俳優を志す方、映画が好きな方、みなさんに見ていただきたいと思っております。

倉田あみ(舞台挨拶MC)

私は女優をしていますが、以前は宝塚歌劇団に所属していまして、演劇の授業で初めて見たのがチャップリンとの映画の出会いでした。最近たまたま見て、すごくはまっていて、いいなと思っているところにこのMCのお話だったので、光栄に思っております。よろしくお願いいたします。

大野裕之(日本チャップリン協会 会長/チャップリン映画「街の灯」「キッド」トーク)

チャップリン特集をチャップリンがこよなく愛した京都という町でやっていただくということで、本当に私もうれしく思っています。代表作の数々に加えまして、世界初公開の未公開NGフィルムをお見せします。チャップリンは、同じシーンを何度も何度も満足いくまで撮り直したという、いわゆる完璧主義者。その大量のNGフィルムが近年イギリスで見つかって、なぜこれをボツにしたのか、あの天才がどれだけ苦闘したのか、創造の秘密を垣間見られると思っています。一つだけ言いたいのは、サイレント映画はサイレントじゃない。音声が入らないので、撮影現場はやかましい、活気があったんです。見る時も音楽をつけるなど、ライブ感にあふれている。サイレント映画という呼び方かえてほしいな、と思っています。みなさん、お楽しみください。

太田米男(大阪芸術大学教授/おもちゃ映画傑作選 解説トーク)

映画祭は、新しい映画ばかりを追いかけていることが多いんですが、映画の原点、ルーツをさぐるということで、この映画祭は第一回からサイレント部門というのができました。古いというイメージを持たれますが、映像と音楽、話芸のコラボ、新しいカタチの見せ方をこの映画祭の中で提案できているんじゃないかなと思っています。無声映画はなかなか見る機会がないんですが、新たな感動、切り口を得られるということで、古さというより、新しい映画の見方を提示できているんじゃないかと。これからも面白い映画を堪能してもらえたらなと思います。

片岡一郎(活動写真弁士/芸人が挑戦!活動弁士グランプリ、ショートコメディ傑作選)

無声映画を上映する機会、ありがたく思っております。無声映画は古いと思われがちですが、音楽、語り、お客様によってアップデータされていく、まさに京都と同じように古いものと新しいものが有機的につながっていく、という意味において、この映画祭に非常にふさわしいプログラムだと思っています。そして、よしもとの芸人さん、月亭太遊さんなどが活弁にチャレンジするということで、ますます広がっていく機会になるだろう、と私も楽しみにしています。

月亭太遊(京都住みます芸人/ショートコメディ傑作選 弁士)

16日の大江能楽堂のサイレントムービー、まさにライブ感を出すため活動弁士に初めてチャンレジさせていただくことになりました。住みます芸人ということで、地域と密着した活動をやらせてもらってるんですが、今稽古していて、地元の人と楽しみながら上映するというのもイメージできてきました。自分の地元に持って帰ってライブなんてできたらな、と夢が自分のなかで広がっています。

Q.注目作は?

-清水圭
実は資料いただいたんですが、サイレント映画だけは、その場で見る方がおもしろいので、見てないんです。スタッフに言って、その場で見させてくれと。芸人さんが説明に挑戦するということも、前もってフィルムを見るより、いかに彼らが工夫しているか、面白みもわかるので、とてもワクワクしています。チャップリンは改めて見て、やっぱり深いな、以前は気付かなかったことにも気付けたり。そのあたりはみなさんに上映会場でのトークを見ていただけたらなと思っています。

Q.サイレント映画の楽しみ方を

-太田米男
映画の初期の時代って、技術的というより体を張ってるんですね。その面白さは今の映画の中には無くなっている。有名、無名関係なく役者さんががんばってやっている、それを見られるのが面白いと思いますね。あらゆるテクニックが無声映画の時代にできているんです。やっぱりライブ感、熱意、体を張ってやってるからすごいんですね。

-大野裕之
サイレント映画ってスピードの芸術なんです。声が入っている映画は早回しにすると変わってしまう。その点、サイレント映画はスピードを自在に変えることができる。実は映像のテクノロジーとしてはいろいろ工夫しているんです。そういう意味では、必ずしも今のトーキー映画よりも古いものではないと思っています。そして、チャップリンの「街の灯」は700日かけて撮影しているんです。だから今とこだわりが違う部分がすごくある。CGがないのですごい本物感があるし、これからも発見することがいろいろとあると思います。

-清水圭
百聞は一見にしかずなんで。説明するよりも、大きな画面で、めったに入ることのできない能楽堂での上映もしますので、ご興味とお時間があれば、足を運んでもらって、たくさんの方に見ていただきたいと思っています。

竜星涼(EX/Bros.マックスマン)

前作よりもスケールアップして、とてもエンタテイメントにとんだ新しいヒーロー像が完成したかな、と。より面白くなっていると思います。

内田理央(EX/Bros.マックスマン)

前作にも出演させていただいたんですが、前作のアナウンサー役よりちょっと昇格して、えらいアナウンサーになりました。いろんな特撮ものがあって、いろんなヒーローがいますが、マックスマンはコミカルで、愛のパワーで変身するところが新しいヒーローだと思います。ぜひごらんください!

上西恵(TX/愛MY)

「愛MY」はいきなりモノが話し出すようになるんです。その声をトレンディエンジェルさんとか旬の芸人さんがやってくださっています。青春コメディで泣けちゃうところもあるんですが、本当に笑えるところもあって、見応えバッチリな作品。笑って泣けて最高の作品です。

門脇佳奈子(TX/愛MY)

主人公がある日突然モノと喋るという映画なんです。すごく面白くて、極寒の中での撮影だったんですけど、寒さも吹き飛ぶくらい面白くて暖まる作品です。これから寒い季節になるので、ぜひこの作品を見て、暖まってもらえたらな、と思います。

トレンディエンジェル(TX/愛MY)

主人公とある日入れ替わって隕石が落ちて…(たかし/そんな作品じゃないよ!)自分は右ピアス役をやらせていただいて。役作りが大変でした、体重を落としまして、声をうまく出すということに集中して、わざと声をからしたり、役作りをしました。前作も一応出させていただいて…(ないです!と共演者からもツッコミが)。

森川葵(CX/ A.I. LOVE YOU)

「A.I. LOVE YOU」というタイトルの映画なんですけど、愛が「私」の「I」ではなく「A.I.」。近い未来、起こり得るかもしれない人工知能と人間が恋をするというお話しになっています。全編通してスマートフォンで撮っていて、それも見どころになっています。

上杉柊平(CX/ A.I. LOVE YOU)

見どころは…森川葵ちゃんのスマホに向かって恋をしている様子がすごくかわいらしくて。人工知能に恋をするっていうのはなかなか実感を持てないのが、その姿を見ていると本当に近く起こるんだろうなというのが感じられる作品になっています。みなさんに近い将来のことをちょっと考えるきっかけにしていただければと思います。

-森川葵
上杉さんの声もすごくいい声なんですが、人工知能の声を斎藤工さんがやられていて、そちらもすごく素敵な声なんです。大きな映画館で二人のイケメンボイスに恋してもらいたいですね。

Q.役作りで苦労した点は?

-竜星涼
兄貴役が千葉雄大くんで、どうやったら兄弟に見えるのか、いろいろ話しました。

-内田理央
偉いアナウンサーだったので、貫禄のあるニュースの読み方がすごくむずかしかったです。

-上西恵
学生役だったんですが、私は学校を卒業しているので、メンバーの学生の子を見て、こんな感じかな、っていうのを観察したりしました。

-門脇佳奈子
モノとしゃべるシーンが多かったんです。初めてがっつりと演技するなかで、相手が人間じゃないというのがすごく難しかった。(モノは)反応がないし、想像しながらの演技だったので、モノのセリフも全部覚えて、気持ちを思いつつ、というのが難しかったですね。

-トレンディエンジェル
アニメキャラのモノマネを入れてみたんですけど、ダメだって言われて…。(声を録ったのが)深夜の2時とか3時だったので、若干眠気と戦いながら…。次回は昼間にぜひ。でもできることはやったんで、本当にがんばらせていただきました。

-森川葵
(トレンディエンジェルのお二人のあとは、何を話したらいいのか…と笑いつつ)寒い時期に撮影したので、外のシーンなどは大変でした。そしてスマートフォンで撮っていたので、感覚が全然違うんです。いつもはやっぱりカメラの前でお芝居をしているのが、撮られている感覚がなかったというか。新鮮だったんですけど難しかったですね。

-上杉柊平
スマートフォンを間に挟んでの三角関係の話しだったんで、お芝居しながら声だけ聞こえているような状態なんです。スマートフォンと僕は恋敵なワケで、そこをどう葵ちゃんを奪い合うのか、それがすごく苦労しながらやった点ですね。その感覚をつかむのがむずかしかったです。

すっちー

今回の映画はアクションがふんだんに取り入れられている。武田幸三さんもすごいアクションをしているので、ぜひそこを見てください。ただ、吉本新喜劇のルール「人が死んではいけない」をクリアするために、ところどころすごい無理があります。「死んでるんやろな」というシーンもあるが、生きてることにしている。そのあたりも見てほしいですね。フォークの親玉みたいなんが突き刺さっているのに生きている。奇跡なんです。人の命の強さが描かれています(笑)。
僕は格闘技には興味がなくてやったこともないので、今回はやられる方。女性の方にかかと落としを入れられるシーンを撮影した時は、ちょっと耳がちぎれかけました。血が出ました。ところが、なかなかいい画が撮れたのではと思ってたら、すぐ後に救急車が通ってNGに。しばらく耳鳴りが続きました(笑)。
武田さんは、現役時代はあまり闘志をむき出しにしない戦い方でしたが、今回は狂気じみたアクションを見せておられます。

武田幸三

見どころは…(すっちーに)全部言われてしまいました(笑)。僕は、パッと見は完全にその道の人だが刑事、という役。新喜劇の皆さんと絡みながら、問題を解決していくというストーリーです。アクションシーンを盛りだくさんに入れていただいている映画なんですが、途中からは実際に当てていった方がテンションも上がるしいいシーンが撮れるということでかなり当てていたんです。だから実はアクションが終わった時に、体が痛くなるぐらいでした。

板尾創路

『ミナミの帝王』といえば数々の作品あるが、千原ジュニアが堂々と、千原ジュニアなりの萬田銀次郎を、新しい『ミナミの帝王』という感じてやっている。見どころはそれに尽きると思う。
僕は女子高生に翻弄される和菓子屋の店主をやっています。役作りですか? 和菓子屋の店主の役作りって…やりようがないと思います(笑)。どれが正解なのもわからないので(笑)、そんなに役作りした覚えはないです。

葵わかな

タイトルの通りホラー映画です。撮影方法が変わっていて、出演者たちが自分でビデオカメラを持って撮っています。だから、見ている方にも、私たちが映画の中で体験することを、リアルに体験してもらえるホラー映画になっている。ぜひ一緒に怖がってください。撮影中は、演技ではなく、カメラワークで指示を受けて撮り直しをしたこともありました(笑)。
台本はあったが、本読みの時から「アドリブでやってください」と監督がおっしゃってて。撮影当日になると、台本にあるセリフは何も言ってなかったり。よりリアルな感じを求めてらっしゃったので、そこが難しかったです。楽しかったんですが、今までにない体験でした。

矢倉楓子

手ブレがあったり映像も粗かったので、それが逆にリアルで、怖さを引き出していると思います。見ている方も、その場で何かに襲われるような恐怖に陥ってもらえる映画だと思います。
私はアイドル役だったので、普段の自分通りにできました。ただ、いつもは関西弁なので、標準語でアドリブ風にしゃべるのが難しかった。ところどころ関西弁が出てしまっているかも? それも見つけてほしいです。

内田裕也

京都はザ・タイガースと出会ったところですし、京大の西部講堂や円山公園音楽堂をはじめ、僕にとっては青春の街です。本当はもっとワーッというのが映画祭だなと思っていたのですが、(京都国際映画祭は)意外と地味で、アンダーグラウンドでやるような映画を上映していて驚いたこともある。京都では東映作品に2、3本出演したんですが、ここから映画が生まれたんだなと思いました。東映の方とは2、3回揉めたんですけど(笑)。いつも実験的なセレクションで、東京ではまり見られない作品が上映されるので。本日は楽しみにしている。楽しんでやりたいと思います。今年もこうやって集まれたことを映画の神様に感謝したいです。

金子ノブアキ

『スリリングな日常』という短編集に出演している。4つの作品からなる映画で、監督も4人。これからの芸能を支えていく若い才能が集まっていて、僕はそんなにたくさん出てないんですが、少しでも現場に勢いが出ればと参加しました。落合モトキくんが主演なんですが、彼とは古いつきあい。本当にたくましくなられて。監督も僕より年下だったり、僕も30代後半になってきて、いい出会いが増えている。この作品は、本当に若い俳優さんで素晴らしい方がたくさん出ているので、ぜひ見ていただきたいです。

加藤葵

4つの物語がひとつの大きな物語になっている。人間的な温かさ、そして人間の怖さもよく出ている作品。ぜひ皆さん楽しんでください。

角田晃広

普段はコントをやってるんですけど、初主演させていただきました。ゾンビの出てくる映画だが、ゾンビ映画というより、1体のゾンビをめぐる人間ドラマになっています。だからゾンビが苦手な人でも見ていただける。よろしくお願いします。

ともさかりえ

角田さんの奥さん役。普段なかなかできない特殊メイクもできて、楽しい現場でした。

後藤ひろひと

見に来てくださったお客さんをエキストラとして、演技をつけて撮影して、それを映画の中に組み込んで編集する、それが「デルシネ」。自分たちが出ている映画を自分たちで見る、すごいゲストの方々と共演するという、他に類を見ない映画です。世界でいちばんへんてこな映画と言われるかもしれないが、3D映画のように、数十年後の映画はこのスタイルになっているかもしれません。

エルシュリケン

前回は演技力がひどかったが、今回は上がったと思うので、そのへんに注目してください。

ラ・ゲイシャ(ガブリエルみき)

今回、初めて映画に出させていただいた。「ラディッシュプレイ」という大根芝居で、エキストラの皆さんの演技を引き立たせるという役割を担っています。ぜひそちらにも注目していただきたく思います。戦いのシーンでは本格的なプロレスもやっているので、両方合わせてよろしくお願いします。

ジャッキー・ウー

純粋な日本人です。横浜の中華街で生まれ育ち、なぜかデビューが海外だったので海外で作品を作らせていただいています。今回の『TOMODACHI』はフィリピンの映画。いろんな国の映画祭に参加させていただいていまして、スペインのマドリード国際映画祭において外国語映画のグランプリ(最優秀外国映画賞)をとらせていただいた。この映画を映画発祥の地・京都で、この映画祭で上映させていただけるのを、こよなくうれしく思っています。我々日本人の質感を、これからも海外でどんどん出していけたらいいなと思っている。この映画はベルリンアート国際映画祭にもノミネートされているので、そこでもザ・日本、ザ・日本人として賞をとって帰ってきたいと思います。

奥山和由

今年は初めて二条城でオープニングセレモニーをさせていただく。第3回で世界遺産でのオープニング、ドキドキしています。今年はドキュメンタリーも無声映画も、本邦初公開作品が多い。無声映画では小津安二郎さんのやっと発見されたフィルムが上映されたり、チャップリンの映画でもNG集を本邦初公開。ドキュメンタリー映画の『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』など、この映画祭でないと見られない映画を揃えることができたのは、見どころとしてぜひチェックしていただきたい。
また、今回、アンバサダーとしてお願いさせていただいた、日本映画界を代表する女優、名取裕子さん。第1回映画祭の発表プレミアでは、中島貞夫監督、名取さん主演の『序の舞』を上映させていただきました。
今年は西本願寺さん、大覚寺さんなど、いろんなところでイベントをやる。チャップリンの映画は西本願寺で上映。映画館ではない、京都ならではの場所での上映も魅力です。
牧野省三賞は、篠田正浩監督が受賞。監督作の『瀬戸内ムーンライトセレナーデ』主演の長塚京三さんも、今日、お祝いに駆けつけてくださっています。京都っていう背景を生かして、こういう映画祭が形になってきたという感じですね。クロージングでは三船敏郎賞の発表も。今年は誰かというのは、日曜に発表されます。さらに、『FAKE』で話題の森達也監督の特集もやりますので、そちらもお見逃しなく。

名取裕子

第1回目に続いて2度目の参加。回を重ねて規模も大きくなっていて、ここでなければ見られない映画を京都から発信するという映画祭ができるのは、日本人にとってもうれしいし、世界からも注目してもらいたい。本当に私のような者が大役をおおせつかって緊張しておりますが、大好きな京都、大好きな映画のために、ちょっとでも役に立てるとうれしいと思います。
撮影のため、1年の三分の一ぐらいは京都に住んでいる状態。一番好きだし、素敵なところ、素敵な人がいっぱいおられる街です。

三船力也

オープニング上映の『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』をプロデュース。監督のスティーブン・オカザキさんは、オスカーに4度もノミネートされ、実際に受賞もしている方。今回はオープニング作品として上映していただき、心から感謝しています。最初で最後になるかもしれない、三船敏郎に関する長編ドキュメンタリーになっているので、ぜひ体験していただければ。日本のみならず、スティーブン・スピルバーグやマーティン・スコセッシなど海外の皆さんにも取材協力していただいている。ナレーションはキアヌ・リーブスです。

-名取裕子
「こんなすごい人が日本人でいたんだ!」と改めて感じさせてくれる作品でした。すっごく面白かったです。大きな宝物をもらったような気持ちになりました。

この後、奥山さんからも三船さんとのエピソードが飛び出し盛り上がりました。

中島貞夫

『時代劇は死なず ちゃばら美学考』は、昨年作った作品。ちょうど京都国立博物館で、15日から(坂本)龍馬の刀を中心に形見やなんかを展示するんです(『没後150年 坂本龍馬』)。じゃあ、僕も真田広之さんで龍馬の2時間ものを作ったことがあるし、龍馬だったら話ができるよね、というところから始まって、時代劇の剣の面白さ、そんな話をしようかということで、ちょっと意外だと思われるかもしれませんが、京都国際映画祭と国立博物館が共催でイベントをやることに。そういうプログラムをひとつ組ませていただきました。

中村伊知哉

映画祭ですが、ただの映画祭ではない。「映画もアートもその他もぜんぶ」、まるごとぜんぶお楽しみいただきたい。今回は、京都の街をぜんぶ使わせていただきます。もうひとつ、この映画祭の特徴は、皆さんに参加していただくこと。映画業界だけではなく、アートの方も芸人さんも一緒に、キャッチコピーの「京都上ル上ル」のように、みんなで盛り上げていきたい。

今くるよ

今年で3回目になるんですよね。京都の方に愛されて、年々、盛りだくさんになってきました。私もうれしいと思っています。(地元・京都の)友達も意識してくれているようで、「行くわな」という電話やメールが来ます。ちょっとした用事でも、私に言うてくださいね。京都国際映画祭の「架け橋ガール」ですから!

坂田利夫

この舞台に立つのが夢でございました。(木村祐一から「昨日聞いたんちゃいますの」と言われ)まいっちゃったよ、たまんないね〜や!(笑)

木村祐一

(昨年も上映した『ワレワレハワラワレタイ』)100組に数組をプラスして、新たに上映します。各上映後には、くるよ師匠をはじめとする皆さんのトークショーもありますので、よろしくお願いします。

イボンヌ・ショー

日本に来るのは初めてで、京都にお邪魔できるなんて光栄です。『ROXANNE MAGIC MOMENTS』は、初めての監督作でドキュメンタリー映画。STUDIO54の時代、アンディ・ウォーホールのポップカルチャーから、いろんな人を撮ってこられたファッションカメラマン、ロクサーヌ・ローウィットのドキュメンタリーです。ぜひ見に来てほしいです。字幕も間違いがなければいいなと思います(笑)。

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