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『愛MY~タカラモノと話せるようになった女の子の話』舞台挨拶で「より一層私たちのことも好きになって」と門脇佳奈子がおねだり!

2016年10月14日(金) レポート

10/14(金)のイオンシネマ京都桂川での「TV DIRECTOR'S MOVIE」プログラムで『愛MY~タカラモノと話せるようになった女の子の話』が上映されました。
平日お昼という時間帯にもかかわらず駆け付けたたくさんのファンの前に現れたのは、門脇佳奈子さん、NMB48の上西恵さん、古東風太郎監督です。武内由紀子のMCによって、上映前に舞台挨拶が行われました。

突然、〈モノ=所有物〉と話せるようになった少女たちを描いた、涙と笑いに溢れた青春ストーリーとなっている本作の主人公マイを務めた門脇さん。
「ほぼ初めての演技だったんですけど、主演ということにビックリしました」と大役を果たした驚きを隠せません。しかも、「ほとんどがモノと話すシーン。人と演技すると思っていたので、反応のない相手との演技だったので『ヤバイな』」と、ちょっと焦りながらも「がんばろう」とチャレンジ精神で挑んだそう。

そんな門脇さんの気持ちを聞きながら、古東監督からオファー時のマル秘エピソードが明かされます。
「(門脇さんに演じてもらってみて)マイの性格そのまんまだったんですけど、読み合せまではチェンジも有り得るって思ってたんです」。
まさかの監督の裏切り回答に門脇さんから「えぇー!?」と悲鳴がの声が。すかさず「5%ぐらいですよ。でもバチッとはまっていたので、このままで行かせてくださいとお願いしました」と、大慌てでフォローする古東監督。
これを聞いていた上西さんにMC武内が「ちょっと悔しい思いをしましたね」と煽ります。「そうですね」と上西さんは答えますが「ユウコを演じてみて、役がすごい好きになったので。ユウコでうれしかったです」と笑顔を見せます。
MC武内と門脇さんも顔を見合わせ「(門脇さんが)ユウコではないですよね~」と声を揃えます。監督も「バチッとはまってた」と後押しして、その場を収めていました。

ユウコが話すモノの声は、おかずクラブ、トレンディエンジェル、ジャングルポケットといった旬な芸人たち。
ですが、撮影現場ではモノの“声"はありませんでした。そこで門脇さんは「モノのセリフも覚えつつやったので、すごい苦労しました。でも、完成を想像するだけで面白くなっちゃって」と、お笑いのチカラを借りて奮起できたと言います。
セリフの代読もあったようなのですが監督曰く「モノのセリフはしゃべってたり、しゃべってなかったりでした。後で考えようと適当な言葉で撮る時もありました」。
これに門脇さんは笑い飛ばしながらも、「結構、クレイジーな現場でした」と苦労をにじませていました。

門脇さんの努力が積み重ねられている本作。これから作品を観るみなさんを前に、最後のご挨拶です。
「私と恵ちゃんの普段は見られない表情が出ていると思います。この作品を好きになってもらって、より一層私たちのことも好きになっていただけたらな」とおねだりする門脇さん。
上西さんは「本音を伝えることの大切さを改めて実感できると思うので、観終わって家に帰ったら大切な人に気持ちを伝えてもらえたら」と深いコミュニケーションを取るきっかけ作りになったらとコメントしました。
そんなふたりを労うかのように「このふたりがめっちゃくちゃ頑張ってくれたからできた作品。ロケ日数4日間という、映画として有り得ないスケジュール。門脇さんは180%ぐらい仕上げて来てくれたので、ほぼ撮り直しもなかった。上西さんは大阪で公演をした後に現場入りすることもあったんです」と、ただただ感謝の言葉を伝えます。そして、「女子高生の話を描いているようで、大人の方々にも共感してもらえるものが詰まっているんじゃないかと思うので」と、幅広い世代の方に観てもらえる作品と自信をのぞかせていました。

3人は、“古東風太郎監督、良い作品をありがとう"のボードを掲げる方や、「かなこぉぉ~」「けいちゃーん」とファンの方々からの熱い声援で送り出されていきました。

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