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美しい映像作家、イヴォンヌ・ショー監督が京都に感激!「ビューティフルでマジカルな街」-映画『ROXANNE LOWIT MAGIC MOMENTS』舞台挨拶

2016年10月14日(金) レポート

10月14日(金)、『京都国際映画祭』映画部門・ドキュメンタリー作品『ROXANNE LOWIT MAGIC MOMENTS(ロクサーヌ・ローウィット マジック・モーメンツ)』がTOHOシネマズ二条で上映され、監督のイヴォンヌ・ショーさんによる舞台挨拶が行われました。

2015年の『ベネチア国際映画祭』でも上映された同作品は、アメリカの女性ファッション写真家、ロクサーヌ・ローウィットさんの人生に迫るドキュメンタリー。
セレブの集まるパーティーやファッションショーの会場で、モデルや著名アーティストなどの飾らない素顔を切り取る、自由でスタイリッシュな写真を数多く発表してきたロクサーヌさん。
現代最高のカメラマンのひとりといわれる彼女のプロフェッショナルな生き様を捉えた、日本初上映の話題作です。

舞台挨拶の進行を務めたのは、ザ・プラン9のお~い!久馬とアキナ。
黒のスリムなミニドレスで現れたショー監督の美しさとスタイルのよさに驚いた様子ですが、それもそのはず、彼女はイタリア、アメリカで活躍する女優さん。
本作が初監督作品で、プロデュースからヘアメイクまであらゆる仕事をこなしたといいます。

そこまでの情熱を注いで本作を撮った理由は、「ロクサーヌとの友情のため」とショー監督。
「私は16歳のときから彼女に写真を撮ってもらっていました。そして、彼女は私の娘も撮ってくれた。つまり、ロクサーヌは私の人生のすべてを撮ってくれた人なのです」と友情で繋がれたロクサーヌへの思いを語りました。
また、「ロクサーヌは世界初のパパラッチ」と偉大な経歴にも言及。
イブ・サンローランのショーのバックステージや、アンディ・ウォーホルのスタジオ「ファクトリー」の裏側などを撮影していた彼女の作品から垣間見える「ポップカルチャーの世界は貴重」とその魅力を話しました。

また、今回が初めての来日というショー監督が、日本文化の素晴らしさを語る一幕も。特に京都の美しさには感動したそうで「京都はビューティフルでマジカルな街」と感想を。
実は今、新作として日本の有名女性シンガーのドキュメンタリーを製作中だそうです。
「昨日のオープニングセレモニーで京都の芸妓さんを見ました。本当にキレイ。日本の文化はすばらしい!」と感激しきりの彼女は「文化が違うからこそ興味深い。日本の女性をもっと撮ってみたい」とも。
『京都国際映画祭』をきっかけに、また新たな素晴らしい作品を生み出してくれるかもしれません。

最後に、「日本をはじめ世界中の人に、私の目から見たロクサーヌの姿を見てほしい」とメッセージを送ったショー監督。
「作品をぜひ楽しんでください。観たあとに質問があれば、私に直接聞いてくれてもOKですよ」とチャーミングな笑顔で観客に語りかけ、舞台挨拶を締めくくりました。

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