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西本願寺・安穏殿でチャップリンの名作「巴里の女性」を上映!

2016年10月16日(日) レポート

世界の喜劇王・チャップリンの名作を特集し、上映してきた京都国際映画祭2016。
最終日の10月16日(日)、チャップリン特集のフィナーレを飾る作品として、西本願寺の安穏殿にて「巴里の女性」が上映されました。

上映前の舞台挨拶には、司会として元タカラジェンヌの倉田あみが登場。
ゲストとして、よしもとイチのチャップリン通で「なにわのチャップリン」を自称する落語家・桂ちきんを呼び込みます。

会場に拍手で迎えられたちきんは、チャップリンそのもののスタイル。そして、なぜなにわのチャップリンと呼ばれているのかという理由を「落語すると客席がサイレントになる」とひとボケ。
負けずに倉田も「素敵なステッキですね」と応戦します。
ちきんのステッキは、チャップリンのレプリカだそうで「チャップリンの杖は日本の草津で作られたもの。理由はよくしなるから」とちきん。さらに、ステッキを80本仕入れていた、秘書が日本人だったなどのうんちくを披露しました。

今日の作品「巴里の女性」については、「素晴らしい映画、これはもう見ていただきたい!」と熱烈にアピール。
「上映当時は評論家が絶賛していたものの、ヒットはしなかった」とのことで、その理由を「お客さんはチャップリンが出演している映画がいい。この作品は監督だけなので」と解説。
一ヶ所だけカメオ出演しているもののわからない、とさらにうんちくを語っていました。

倉田は「(この作品は)すれ違いが本当に切ない」と思い入れたっぷりの様子。
ちきんも「主演女優、エドナさんのためにチャップリンが撮ったと言われています」と説明します。
さらに、実際のエドナさんとチャップリンもまたすれ違いであったことなどを語りますが、そのうちにどこかで聞いたことのある映画評論家の名調子のようになり、客席からは笑いが。
フォトセッションでは、最後に「なにわのチャップリンと江戸のメグ・ライアン!」とちきんがひとボケし、舞台挨拶が終了しました。

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